パンのはなし

おいしさの秘密おいしさの秘密

Q5 パンが大好きな県民は?

  1. Q1 おいしさの秘密はタンパク質? 
  2. Q2 塩なしのパンは? 
  3. Q3 水の性質で変わる? 
  4. Q4 東西で食パンの好みも違う? 
  5. Q5 パンが大好きな県民は? 

 地域によって食べ物の嗜好が異なります。宇都宮市と浜松市は、餃子の購入全国一で競い合っているのが有名になりましたが、清酒は新潟市・焼酎は宮崎市、和生菓子は金沢市・カステラは長崎市という風に、その地の食文化が反映されています。
 さて、パンの購入が一番多いのはどこでしょうか?家計調査の都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(2013~15年)によれば、金額でも数量でも京都市です。3年平均ではなく単年でみると、2008年にそれまで購入金額で一番であった京都市を神戸市が上回りましたが、2014年には再び京都市が逆転しています。購入数量では、2013年から京都市が神戸市を上回っています。
パンの消費は、西高東低、パンが市販されるようになった明治時代以降、西洋の新しい食べものを積極的に受け入れた関西に軍配があがります。このことは、例えばソースにも見られます。関西では、ソースと云えばウスターソースです。関東で一般的な中濃ソースが誕生したのは、昭和30年代です。早くから食卓にソースを取り入れた関西では、ウスターの方が主流です。因みにソースの全国一の消費地は、お好み焼きの消費が多い広島市です。
 神戸市に暫く首位を奪われていましたが、再び京都市が首位に返り咲きました。神戸市ならイメージぴったりですが、京都市というのは意外に思われる方が多いのではないでしょうか。京都市が何故パンの消費が多いのか、理由を京都府パン協同組合理事長にお尋ねしたところ、「京都人は、合理的で新しい物が好き、だからと云うべきか、より選りの伝統あるものがたくさん残っている。また、京都市の街中は職人の町でもあるため、おやつを提供するのに、手軽に食べられるパンが好まれたのではないか」ということでした。この事を裏付けるように、食パン(食事系のロールパンやフランスパンを含む)では、金額でも数量でも神戸市がトップで、食パン以外のパンでは京都市がトップになっています。
 進取の気風を持つ京都人に負けないように、皆さまも美味しく手軽に食べられるパンをたくさんお召し上がりください。

パンの都市別消費ランキング

パン
金額(円) 数量(g)
全国 29,230 全国 45,176
京都市 38,681 京都市 64,028
神戸市 37,342 神戸市 58,300
岡山市 36,388 岡山市 56,968
堺市 35,635 堺市 56,619
大阪市 35,596 大阪市 56,152
奈良市 34,859 大津市 56,020
大津市 34,248 奈良市 53,805
和歌山市 33,545 和歌山市 50,230
広島市 33,200 広島市 50,168
松山市 33,107 松江市 50,113
パンの消費金額ランキング
パンの消費数量ランキング

食パンの都市別消費ランキング

食パン
金額(円) 数量(g)
全国 8,755 全国 19,568
神戸市 12,982 神戸市 26,183
堺市 11,044 堺市 24,840
京都市 11,004 京都市 24,468
金沢市 10,892 奈良市 24,459
奈良市 10,804 鳥取市 24,309
高松市 10,587 松江市 23,771
松江市 10,385 大阪市 23,461
大阪市 10,347 金沢市 23,074
高知市 10,338 名古屋市 22,837
川崎市 10,220 大津市 22,768
食パンの消費金額ランキング
食パンの消費数量ランキング

他のパンの都市別消費ランキング

他のパン
金額(円) 数量(g)
全国 20,476 全国 21,750
京都市 27,677 京都市 28,141
岡山市 26,866 大阪市 27,811
大阪市 25,249 岡山市 27,615
堺市 24,592 堺市 26,269
大津市 24,563 神戸市 25,423
神戸市 24,360 大津市 25,123
松山市 24,289 浜松市 25,068
奈良市 24,056 奈良市 24,996
福岡市 23,649 和歌山市 24,981
和歌山市 23,619 松山市 24,450
食パン以外の消費金額ランキング
食パン以外の消費数量ランキング

最終更新日:2016年3月16日