パンのはなし

 ″作りおきおかず″でらくらくパン食⑧

おいしい簡単ヘルシーパン食 NO.25(2011年8月号)

″作りおきおかず″でらくらくパン食⑧

No23から『作りおきおかず』の"ラタトゥイユ"を用いてパンに合う料理をご紹介しています。そのまま食べても美味しい"ラタトゥイユ"は、他にも色んな楽しみ方があります。例えば、鶏肉のソテー、白身魚のムニエル、あるいはオムレツなどにソースとしてかけるだけでも栄養たっぷりの美味しい一品に早変わりします。今月号ではラタトゥイユをコンソメでのばしたミネストローネをメニューに組み入れました。   バターロールのソフトでほんのり甘めのパンは、スープと一緒に合わせてもいいですし、バンズのように腹割したバターロールにコールスロー、ほたてのソテーを挟んで食べても魚介の旨味がパンにしみ込んで美味しく味わえます。

《今月の献立》
ロールパン
ほたてソテー バターレモンソース&ぱりぱりチーズ添え
簡単コールスロー
ミネストローネ =ラタトゥイユ+コンソメ

ミネストローネ

ミネストローネ(minestrone)は、主にトマトを使ったイタリアの野菜スープです。材料には玉ねぎ、じゃが芋、にんじん、キャベツ、セロリ、ベーコンの他に、ショートパスタを入れることもあり、日本のベーカリーカフェでも定番スープの1つとなっています。

材料:2人分

レシピの詳細についてはおいしい簡単ヘルシーパン食 NO.23(2011年6月号)をご覧下さい。

作りおきおかずのラタトゥイユ

(370g)とコンソメ1/2個と水1カップ(200ml)を鍋に入れて火にかけて、塩・胡椒、お好みのハーブ(バジルやローリエなど)で味を調えます。

ほたてソテー バターレモンソース

材料:2人分

ほたて 6個
塩・胡椒 少々
バター 大さじ1
レモン汁 小さじ1

作り方

  1. ほたてはキッチンペーパーで余分な水分を拭きとり、塩・胡椒を振っています。
  2. フライパンにバターを熱し、1のほたてを弱火で両面じっくり焼き、レモン汁をまわしかけて全体にソースが絡まったら出来上がりです。

ぱりぱりチーズの作り方

  1. テフロン加工のフライパンを中火にかけ、十分温まったフライパン(熱過ぎるとすぐに焦げますので注意)にチーズを直径5cmの丸を作るように置きます。
  2. チーズが溶けて全体がくっついて、薄いきつね色になったらひっくり返します。さらに、乾く程度に焼いて網やザルの上に取り出し、しっかり冷めたら出来上がりです。

コールスロー

コールスロー (英 coleslaw) は、サラダの一種で細かく切ったキャベツやにんじんなどの野菜とマヨネーズを和えたものですが、さらにマスタードなどさまざまな香辛料が使われることもあります。このコールスローは通常バーベキューやフィッシュ&チップス、フライドチキンなどの付け合せの他に、サンドイッチの具材にもなります。

材料:2人分

キャベツ
食塩
マヨネーズ
はちみつ
マスタード
パセリ

作り方

  1. キャベツは葉を重ねたまま、繊維を断ち切るように葉の筋に垂直に刃が入るようにせん切りにしてから、軽く塩でもんでから10分程度置きます。パセリもみじん切りにしておきます。
  2. 1を水で軽く洗って塩抜きし、しっかりと絞ってから、調味料を合わせたものが加えて混ぜ合わせます。

今月の食材(ピーマン)

7~9月くらいが旬となる緑のピーマンは独特の苦みと香りを持つ野菜です。未熟果で収穫される緑のピーマンは、そのまま放置して完熟させると赤ピーマンとなります。また、スーパーの店頭で見られるようになった黄・橙・赤などカラフルなパプリカは緑のピーマンに比べて、肉厚でさわやかな甘さがあります。そのため、サラダなどの生食の他にマリネにしても美味しいおつまみの一品になります。
下表に示すように、緑ピーマンより赤ピーマンの方がビタミンA・C・Eが多く含まれていますので、緑ピーマンの苦味が好きではない人には青臭さが少ない赤ピーマンをオススメします。

100g当たりの栄養成分(五訂増補食品成分表から一部抜粋)

  ビタミンA ビタミンC ビタミンE
緑ピーマン 33μg 76mg 0.8mg
赤ピーマン 88μg 170mg 4.3mg

パン食メニューの栄養成分

エネルギー 611 kcal
たんぱく質 31.4 g
脂 質 20.5 g
炭水化物 76.3 g
ナトリウム 1444 mg
(食塩相当量  3.6 g)